その四十七 シンボルフラワーは「カトレヤ」!
#松坂屋ヒストリア小話 その四十七
1957年(昭和32)松坂屋はシンボルフラワーに洋蘭の女王「カトレヤ」を制定!
松坂屋の代名詞といえば「カトレヤ」。このカトレヤをシンボルフラワーとして制定したのは、昭和32年6月28日のこと。それまでは松坂屋と創業家の伊藤家に因み「松」と「藤の花」をシンボルフラワーにしていたが、西洋的な感覚のものも必要と考え、洋蘭の女王といわれるカトレヤを新たに加えた。一説によれば松坂屋の創業者・伊藤蘭丸祐道の名前の「蘭」に因んだともいわれる。エレガントでノーブルな美しさを誇るカトレヤ(花言葉は「高貴・理想・あこがれ」)のように、いつまでも人々に愛される百貨店でありたいとの願いも込められている。制定の年の10月からは包装紙のデザインに、昭和37年1月からばアイキャッチャーに用いられている。その後包装紙は、ほぼ10年ごとにデザインが変わっているが、現在のものは平成14年3月から用いられており、そのデザインはアメリカの著名アーティスト、マイケル・シュワブ氏に依頼したもので、とりわけキャリーバッグの中央を爽やかに彩るカトレヤのマークは21世紀の松坂屋の新アイキャッチャーとして定着し今ではすっかりお馴染みとなった。
包装紙 名古屋店(1957-1961年)
包装紙 (1961-1971年)
包装紙 (1982-1991年)
包装紙 (1991-2002年)
包装紙 (2002年~)