鈴木禎三展 〜碗の中の小宇宙〜
みなさまこんにちは
いつもブログをご覧いただきありがとうございます😊
本日は、第二画廊で好評開催中の【鈴木禎三展】をご紹介します。
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【碗の中の小宇宙】
まさにその表現がぴったりな漆黒の闇に広がる神秘的な世界🌍
12〜13世紀 南宋時代に中国福建省の建窯(けんよう)で焼かれた『曜変天目』。
世界に3碗しかないと言われ、その3碗はすべて日本に現存し、国宝に指定されています。
どのような人がどういう狙いでそのような景色の器を焼いたのか、
なぜ製法が伝わらなかったのか、
また、なぜ日本にしか現存しないのか…
いまだに多くの謎に包まれたままです。
曜変(ようへん) DM作品
油滴(ゆてき)
建盞(けんさん)
鈴木禎三先生は、祖父である瀬戸焼作家の鈴木青々の影響を受け、日本六古窯の備前で修行。
そして、2018年、自身が納得のいく『曜変天目』を生み出すことに成功。
その時の心境は、「富士の樹海を抜け出し、やっと山道に辿りついたかもしれない」と述べられています。
現在は、岡山県津山の地で日々研究を重ねられています。
曜変 下は天目台
「曜変天目」「油滴天目」の神秘的な世界を画廊でぜひご覧下さい。
場所:本館8階 美術第ニ画廊
会期:3/6(水)〜3/12(火)
時間:10時〜19時(最終日は16時閉廊)
お問合せ;052-264-3383